はじめに

シンプルコンディショニングとは、

古典的な健康法の思想の”養生”、という考えをベースに

・感じる
・つなげる
・まとめる

 を通して、

よりよく、最適に過ごせる
”これからの養生”をコンセプトに
心と体の状態をつくることを指針にしています。

江戸時代の福岡藩の藩医だった、貝原益軒先生は、
著書 養生訓の序文の中で養生について、

”人の体は父母から授かったもので、その源をたどると天地まで行き着く。人は、天地や父母の恵みを受けてこの世に誕生し、天地と父母のふところで感しまれて育ったのであって、その体は自分ひとりだけのものではないのだ。”

”養生の術というものをよく学んで己の体お健康に保たなければならない。それが人生で為すべき一番重要なことである。”

”人の命は我にあり、天にあらず”

など、様々な表現で記されています。


大まかに概略すると、
”養生とは命を養うことであり、
命とは天命を全うすること。
それを欲や無知で粗末に扱うことは天命に背く行為であり、
養生を長生きをすることはあらゆる幸せの根源になる。”

ということなのかと考えました。


またこちらの中では、
養生の方法の記された当時の贅沢が広がっていた時代背景もあり、
今では行き過ぎと感じるような、
様々な欲を自制するような禁欲的な内容が多く記載されている反面
現在にも通じる教訓も多く記されています。
(とても面白いのでまた機会をあらためてご紹介したいと思います)


変わらないものと、変わる方が良いもの。
不易と流行の両方を大切にしながら、
現代の生活様式に適した現代版の養生訓、
”これからの養生”をシンプルコンディショニング、という名前に込めました。

本当に大切なことは言葉にしにくく、
実際の体験や、
抽象的な表現でしか伝えられないことも多いと感じることも多いですが、

何かを教えるのではなく、
体験や教えていただいたことをお伝えさせていただくことで、
考えを整理し、共に学ばせていただきたたいと考えています。

ぜひお付き合いをいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

廣政淳一 拝

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